認知症予防 12のポイント
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認知症に関連する12のリスク要因を避け続けることで、発症を遅らせたり、発症を40%ほど予防する効果が期待できそうだという。ランセット認知症予防・介入・ケア委員会の報告。
世界をリードする28人の認知症専門家からなる委員会は、体系的な文献レビュー、メタ分析、および個々の研究を含む、この分野で最も優れたあらゆるエビデンスについて綿密な調査を行った。

その結果から、認知症のリスク要因に新たに3つが追加されることになった。それらは中年期の過度の飲酒と頭部外傷、後年の大気汚染である。なお、すでにリスク要因として委員会が2017年に特定したものは9つで、子ども時代の教育程度の低さ、中年期の難聴、高血圧、肥満、喫煙、うつ病、社会的孤立、運動不足、65歳以上での糖尿病となっていた。

委員会メンバーで南カリフォルニア大学のシュナイダー教授は、「認知症を回避する作戦は早くから始まり、生涯を通じて続くことがわかっています」としている。

認知症は世界で約5,000万人に影響を及ぼし、2050年までに3倍以上になると予想されており、特に認知症患者の約3分の2が住んでいる低中所得国ではその数は3倍にも上る。しかし、米国、英国、フランスなど一部の国では、おそらくライフスタイルの変化によって、認知症の高齢者の割合が低下しており、予防策によって認知症を軽減できる可能性を示しているという。

これらのことから委員会は、政策立案者や個々人が以下を採り入れることを勧めている。

・40歳から収縮期血圧を130mmHg以下に維持することを目指す

・難聴の方の補聴器の使用を奨励するとともに、耳を騒音から守ることで難聴を減らす

・大気汚染や間接喫煙への曝露を減らす

・頭部の損傷を防止する(特にリスクの高い職業を対象に)

・アルコール摂取量を週21ユニット以下に抑える
(1ユニットのアルコールは、純アルコール量10 mlまたは8 gに相当)

・自分自身の禁煙とともに、他の人の禁煙もサポートする

・すべての子供に初等中等教育を提供

・中年期は活動的に、高齢期もできる限り

・肥満とそれに関連する糖尿病を減らす

出典は『ランセット』。

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