フレイル?
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フレイルとは、健康な状態と日常生活にサポートが必要な要介護状態の中間的な状態を示しています。人は年齢を重ねるにつれ、内臓機能や運動機能、認知機能などさまざま機能が変化していきます。さらに、感染症や転倒による損傷、生活環境の変化など外部からのストレスに対して、回復力が低下したり、合併症を起こしやすくなっていたりしていると、元気な頃の生活機能を維持することが難しくなっていきます。フレイルは、このような外部からのストレスに弱くなっている状態のことを意味します。このフレイルへの対策は、健康寿命延伸のための取り組みの1つとして近年注目が集まっています。

フレイルの考え方にはポイントが2つあります。
1つは、フレイルとは多様な要素を含んでいることです。従来は、筋力や歩行、栄養、嚥下(えんげ)などの身体的な要素が重視されていましたが、最近ではそれに加えて、意欲や判断力、認知機能などの精神心理的な要素、社会・人とのつながりや経済状況などの社会的な要素とが、相互に影響し合って生じる状態であると考えられています。東京大学高齢社会総合研究機構の研究では、中でも社会参加の機会減少がフレイルの入口になりやすいとされています。
もう1つは、まだ改善が期待される可逆的な状態という考え方です。たとえフレイルの状態にあっても、周囲からの適切なサポートがあれば、生活機能の維持向上が可能で、健常な状態に戻り得るとされています。

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