お年寄りは体内の水分量が少ないため、普段より多く汗をかくだけでも脱水症の原因となります。水分摂取量が少ないと、体調が悪くなり、食欲不振から食事量も減少してしまい、さらに脱水状態を進行させてしまいます。周囲の方は、常にお年寄りのコンディションを気づかうことが大切です。
生活環境では『室内の設定温度が28度を越えている』『室内の風通しが悪い』『直射日光のあたる部屋にいる』、生活態度では『一日中長袖厚着でいることが多い』『水分を摂取する量が少ない』『急速な食欲の低下』など、こんな条件に当てはまったら、一度、脱水を疑ってみましょう。
また、急激に体重が落ちるなどの症状がみられたら、医師に相談するようにしましょう。