糖化を防ぐ
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糖化とは、血液中に長く糖分が残っていることで、タンパク質(コラーゲン、エラスチン)が糖化(グリケーション)し変性して硬く脆くなり、AGEs(Advanced Glycation Endroucts)という最終糖化産物となることです。

最終糖化産物は血管病変を起こし、私たちのからだをどんどん老化させます。そして一度できてしまうと、取り除くことができないという厄介な代物です。糖尿病患者の方が発症する腎臓病や失明、四肢の神経障害などの合併症は、これらの糖化産物の影響です。

糖化を防ぐポイント

1.適度な運動
食後すぐに10分程度歩き、血糖値の急上昇を防ぎましょう。

2.脱・甘いもの依存
疲れた時に甘いものを召し上がる方も多いかと思います。 甘いもの依存症になっていませんか?空腹時に甘いものを食べると、一時的に血糖値が急上昇して脳が「シュガーハイ」状態になり、さらに甘いものが欲しくなります。これは、一種の中毒、依存症と言えます。 糖分を過剰に摂取する習慣は、からだの中の糖化=老化をどんどん促進する原因となります。

3.血糖値が上がりにくい食生活
・低GI(グリセミックインデックス)食材を取り入れましょう。
・高GIは低GIと合わせて食べましょう。
・精製された白いもの(白砂糖・小麦粉・白米など)は、なるべく控えましょう。

GI(グリセミックインデックス)とは
GIとはある食品を食べた後に、どれくらいの速度で血糖値を上げるのかを
数値化したもので、ブドウ糖を基準値100として示しています。

欧米では、GI関連書籍が多く書店に並び、GI値を参考に食べ合わせを工夫しています。 もはや、注目すべきはカロリーではなくGIがトレンドになっています。抗糖化のためには、高GIのものは避ける。高GI食品を食べる時は、低GIのものと合わせて食べるという工夫をして下さい。

4.抗糖化素材の利用
・カモミールティー、どくだみ茶、ハーブティーを一緒に飲む。

あなたの食べるものの糖質・炭水化物の内容が抗糖化に直接影響し、過剰な糖質の摂取は老化を早めます。毎日の食事から、組み合わせのバランスを工夫して食べていただき、肌やからだの老化を防ぎましょう。