年齢とともに太りやすくなる
blogfea1

「基礎代謝」とは、心臓を動かしたり呼吸したり体温を保つなど「生きていることを維持するため」のエネルギーで、つまりは「ゴロ寝していても絶えず使い続けているエネルギー」のことです。
「基礎代謝」という、この専門用語的なカタイ言葉も、いまや多くの方がご存知のご時世ですが、この基礎代謝が1日の総消費エネルギーのうち、なんと「7割以上」も占めていることはあまり知られていないかと思います。じっとしていても消費するエネルギーなんて、大して使われて無さそうなイメージがありますが、それは大きな間違いで、基礎代謝は24時間絶え間無く使われ続け、活動している最中も基礎代謝の消費の上に活動用のエネルギーが上乗せして使われる状態なので、標準的な活動量の人であれば、身体の中で使われるエネルギーの大半は基礎代謝が占めることになるのです。
ですから、「痩せやすく太りにくい身体」であるためには「基礎代謝が高いこと」が絶対条件なのですが、この基礎代謝、男性は18歳くらい、女性は15歳くらいをピークにその後は年齢と共にどんどん低下します。
身体が成長する時期を過ぎてある程度完成してしまった後 は、「維持」のエネルギー以外は必要なくなり、徐々に老化も進んで細胞の生まれ変わりのサイクルが遅くなり、エネルギーをたくさん使う筋肉も減ってしまう からです。こうして一日の「消費」の7割をも占める基礎代謝が緩やかに年々低下して行くので、たとえ20代の頃から毎日規則正しくきちんと「同じ生活」 「同じ食事量」を保っていても、30代を越え、40代に差し掛かる頃に気が付けば「あれ?けっこう太った?」なんて事態になってしまうのです。